今回は「なぜ練習試合をやるのか?」について書いてみたいと思います。

指導者の皆さんからすると、これもまたごく当たり前の内容だと思うのですが、

こうしたことをしっかり子供たちが認識しているかどうか、指導者がちゃんと伝え、意識させているかどうかで、

その効果は変わってくると思います。皆さんのご意見などもぜひ教えてください!



「練習試合」の意義については、以下2つがあると思います。

1)これまで練習してきた内容を、ゲーム(実践)で試す。全て出し切る。

2)やった結果、うまくいったこと、うまくいかなかったことを確認する。

  自分に足りないこと、チームとして足りないことを発見して、その後の練習で身につける。


つまり、どういうことかというと、

今までやった練習を、全て(100%)出し切らないと、全く意味がない、ということです。

1)は、練習してきたことがゲームでどう活かせるか、何が良くできて、何が足りないか、を

見つけるために、とにかく練習でやったことを、全部出さないといけない、ということです。

練習でうまくいっていたことも、いざ試合形式になると、なかなか思うようにうまくできない、

ということは、けっこう多いものです。

ある程度の年数、バレーボールを経験している子は、あまり意識しなくても、ある程度試合ができてしまいます。

しかし、それは良いクセ・悪いクセを含めて、既に身に付いている技術しか出せません。

これから身につけようとしている新しい技術、今練習中のプレーなどは、

「意識」してやらないと、ゲームでは出せません。

だからこそ、練習試合では、「これまで練習してきたこと、1つ1つを“意識”してプレーする」

ということが大事なんです。

そして、そうして練習してきたことを全て出し尽くして、初めて

今自分に(チームに)足りないのはどういうことか、今後どういうことを考えて練習していけばいいか、

ということが見えてくるんです。

100%出し切らず、余力を残していると、「現在の技術レベル」とか「これまでの練習成果」とか

確認したいことが見えてきません。



そして2)。実際やってみてどうだったか、しっかり確認します。

できたこと、できなかったこと、足りないと感じたこと。。。

何事も「やりっぱなし」というのが一番いけませんね。

「うまくいったから良い」「うまくいかなかったからダメ」ということでは決してありません。

「なぜうまくいったか」「なぜうまくいかなかったか」をちゃんと分かってないと、次に結びつきません。

その試合が仮に「生涯最後の試合」なら、結果だけ気にすればいいのかも知れません。

しかし大抵は、また次の試合があります。子供たちには将来があります。そこにつなげてあげる必要があります。


そして、練習試合で気づいたこと・感じたことを忘れずに、次の練習でしっかり確認する。

そして次の練習試合や大会につなげる。。その繰り返しですね!

子供たちはそうしていく中で、自分の成長、チームの成長を感じていき、

バレーボールの楽しさ・スポーツの楽しさを感じるんだと思います。感じさせるべきだと思います。




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…皆さんはどう思われますか?? ぜひご意見お寄せください♪

 皆さんの指導法・教育法なども教えて頂けるとうれしいです!





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