今回は「目配り・気配り・心配り」について、書いてみたいと思います。

★以下の文章も、前回同様、過去、僕が子供たち向けに書いたものです。

 皆さんはこうした心構えについても、子供たちに対して教えることがあるかと思います。

 皆さんは子供たちに対して、どのような方法で教えていらっしゃいますか?

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今回は「目配り・気配り・心配り」について、書いてみたいと思います。

バレーボール(スポーツ)に限らず、こういう考え方はとても大切です。

いろんな解釈がありますが、僕なりに「こういうことかな」というのを書いてみます。

「目配り」:自分のことばかりではなく、広い視野で、周りを見れるようになりましょう。

「気配り」:周りの人たちの気持ちを感じることができるようになりましょう。

      その人(相手)の立場に立って考えることができるようになりましょう。

「心配り」:周りの人たちに、思いやりの気持ちを持って、優しさを配れるようになりましょう。


これを、バレーボールに置き換えて考えてみます。

「目配り」:自分のことばかりではなく、味方選手・相手選手などの動きを、広い視野で見れるようになりましょう。

「気配り」:味方選手・相手選手が何を考えているか、どう動こうとしているか、何をしたいか、感じることができるようになりましょう。

「心配り」:味方選手が次のプレーをしやすいようなボールを出してあげましょう。

      良いプレーは一緒に喜びましょう。ミスしたらちゃんと励ましてあげましょう。

      ゲームが終わったら、相手選手にも「ありがとう」の気持ちをもちましょう。


…どうですか?


なぜスポーツをやるのか?? もちろん「楽しいからやる」で、いいんです。

でも、スポーツにはまず「ルール」があります。それはゼッタイ守らなければなりません。

ルールを無視してやると、スポーツはとてもつまらなくなります。

ごっこでも、かくれんぼでも、ルールを守らないと、つまらないよね??


それから「マナー」というものがあります。「スポーツマンシップ」とかも、同じようなものですね。

みんながこれをきっちりやると、みんながスポーツをもっともっと楽しめます。

「目配り・気配り・心配り」も、この1つだと思います。

特にバレーボールは、「チームスポーツ」です。「団体競技」です。

自分勝手な選手がいると、つまらなくなります。

しかし逆に、みんなが「マナー」「スポーツマンシップ」を持ってやると、スゴく楽しくなります。

コートの中でも、コートの外でも、大事なことです。



では、実際、何をやればいいの? ということになりますが。。

今やっていることで言うと、例えば、「あいさつ」とか、「イス出し」とかも、そうです。


ただし、あいさつにしても、イス出しにしても、

「やらないといけない」と思うと、気が重いかも知れないね。

だったら、楽しんでやればいい!

人よりも「早く」気づく、「早く」声を出す、「早く」動く(イスを出す)。。


これら、すべてバレーボールにつながります。

反射神経って、知ってる??  それそれ!!


しかも、良いことをやっていると、褒められる!

相手も喜んでくれる!!

反射神経の訓練にもなる!!

…これって何か、イイと思わない??

いいことづくめ!


やっていくうちに、習慣にしていけばいいんです。

最初の入り口、きっかけは、そんな感じで十分です。


(それでも習慣にならなかったら(うまくいかなかったら)、そのときはまた一緒に考えよう!)


「形から入る」、というのも、ときには大事です。

人を説得するとか、人の相談に乗ってあげるとかいうときは、

当然、心を入れて、気持ちを込めてやらないと意味がありません。


しかし、あいさつとか、文字通り「形式的なこと」というのは、

形だけとりあえずしっかりしていれば、十分効果があります。

気持ちを込めて、小さい声で「こんにちは。。」と言うよりも、

ただとにかく大きな声で「こんにちは!!!」と言ったほうが、

言われた人は、気持ちよく感じたりします。


もちろん気持ちも大事かも知れないけど、

まずは「とにかくやること」。そっちの方がもっともっと大事です。


こういうのは、「まずは形!」「気持ちは後からついてくる!」 です。


さぁ、みんなでやってみよー!!!


☆お父さん、お母さんへのお願い☆

練習を観に来てくれたり、迎えに来てくれたりしたお父さん・お母さんには、

みんなでイスを出すようにしようね! と子どもたちに言っています。

みんな、競って出してくれています。

そこでお願いなのですが、もしイスが必要なくても、笑顔で「ありがとう!」と言ってあげて欲しいのです。

僕なんかが言うのもおこがましいのですが、子どもたちは、「役割(仕事)」を与えられると嬉しいものです。

自分が、大人の人たちの役に立っている、と実感できると嬉しいものです。

大人が喜んでくれると、自分も嬉しくなります。

たった2、3分しか座らないイスでも、また座った後は、片付けも子どもたちにお願いしちゃってください。

子どもたちには、「人の喜びが、自分の喜び」という感覚を、たくさん感じて欲しいと思っています。

どうかよろしくお願い致します。



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…皆さんはどう思われますか?? ぜひご意見お寄せください♪

 皆さんの指導法・教育法なども教えて頂けるとうれしいです!




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