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今回は、今至る所で話題になっているアニメ「ワンピース」から学びたいと思います。
★ワンピースあらすじ
伝説の海賊王ゴールド・ロジャー(ゴール・D・ロジャー)が遺した富と名声と力の
「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐり、幾人もの海賊が覇権を賭けて争う大海賊時代。
そんな時代に生まれ海賊に憧れる少年モンキー・D・ルフィは、「ゴムゴムの実」と呼ばれる
不思議な実(「悪魔の実」の一種)を食べてゴム人間となり、カナヅチ体質になりながらも、
海賊王となる為に仲間と共に冒険する。
(ワンピース公式サイトより)
フィクションのアニメなので、厳密には作者(尾田栄一郎先生)から学ぶ、ということになるでしょうか。
噂通り、本当に大人が見ても楽しめる(子供だと逆に理解できるのかと不安になることも)内容で、
特に僕が感じたのは、作者の先生が、「組織論」「リーダーシップ論」にとてもお詳しい方なんだろうな、
ということでした。
物語を見ていて、学ぶこと、見習いたいな、と思うことを、僕なりの言葉で書き出してみました。
これらは、常日頃、子供たちに伝えていきたいと思っていることと、そのまま重なるものでもあるので、
本当に子供たちにも(或いは親子で)見て欲しいアニメだな、と心から思います。
<生き方>
・夢を持つこと、夢を信じること、夢を追うこと
・本当の正義とは何か? 肩書きや過去の慣習など、表面的なことだけで判断するのではなく、
物事の「本質」を捉える・自分の価値観を持つことの大切さ。
・仲間を思う気持ち、仲間を守ること、自分を犠牲にしてでも守る仲間、仲間を信じること
・信念を持つこと。世間の常識が必ずしも正しいとは限らない。自分自身の価値基準を持つことの大切さ
・可能性を疑わない。勝手に狭めない。むしろ風呂敷を広げるくらいが丁度良いときもある。
<組織>
・ルフィ(主人公)および仲間たちは、みんな欠点を持っている。
人間誰しも、完全無欠な人などいない。欠点があるからこそ親しみが持てる。他人から学ぶ意義がある。
・仲間たちは、各々の得意分野を持ち寄って、欠点を補い合って、最強の「チーム」を作り上げている。
欠点は個性。卑下することはない。オールラウンドに、必ずしもなる必要はない。
誰しも必ず1つくらい秀でているものがある。それを伸ばす。それを最大限活かす。
<リーダーシップ論>
・組織においてのトップも、例外ではない。決して「全能」である必要はない。まったくない。
ルフィもどこか抜けていて、決して全能とはいえない。
むしろ必要なのは、
「何かよく分からないけど、この人についていきたい。いつのまにかこの人のペースに巻き込まれている」
という、人をひきつける魅力。
ルフィで言うと、
・明確な夢(野望、意志)
・仲間を思う気持ち
を持っていること。そしてそれ以上にすごく大事なのが、
これらの想いがとても熱く、そして固い。ブレない。どんなことがあってもブレない。
そこに信用・信頼が生まれる。
・「おれはルフィ。海賊王になる男だ」
普通なら「○○になりたい」とか言ってしまうところ。
「なりたい」ではなく、「なる」と言い切っているところが大事なポイント。
自分自身に言い聞かせる。セルフトーク。
周囲に対して、退路(逃げ道)を断つ。それにより周りも、「ホントかなぁ」から
「もしかして」「きっと」へと変わる。
個々の登場人物も個性的で、それぞれから学ぶことが多い。
また機会があったら書いてみたいと思う。