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昨今、とても手軽にビデオ撮影ができるようになりました。
ビデオではなく、最近はもうDVDとかHDDとかですね♪
編集・ダビング作業などもとても便利にできるようになっています。
バレーボール(スポーツ)において、これはとても良い効果を生み出しますよね!
昔は、「自分のプレーを映像として見てみたい」と思っても、なかなか難しかったのですが、
今の子は、比較的簡単に見れます。大人がそういう環境を作ってあげることができます。
僕自身も、とあるジュニアチームでコーチをやらせてもらっていた頃、大会・練習試合のたびに
DVDで撮影して、ダビングして、各家庭に配布していました。
今回は、イメージトレーニングについて、ごくごく簡単にではありますが、書いてみたいと思います。
(以下、過去にチームの親御さんに向けて書いた文章です)
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お父さん・お母さん方へのお願い
DVDをみるときは、「悪いプレーは1回だけ」「良いプレーは何回も」子どもたちに見せてあげて欲しいと思います。
イメージトレーニングには、大きく分けて、
「プロセスのイメージ」と、「最終結果のイメージ」の2つがありますが、
いずれにしても、(言うまでもなく)「成功イメージ」「良いイメージ」を持ってもらうことが大事です。
「悪いプレー」を追及したくなる気持ちも良く分かります。
実際、しっかり反省することも必要だと思います。
しかし、そこをしつこく突かれると、子どもたちはDVDを見ること自体がイヤになります。
だから「悪いプレーは1回だけ」見ればいいと思うんです。
コートの中ではコーチに叱られ、家に帰ったらお父さんお母さんに怒られ。。
それでは、子どもたちは「逃げ場」がありません。
僕松尾自身はコーチとして、良いプレーや頑張ったプレーは極端なくらい褒めるようにしていますが、
気を抜いた(サボった)プレーや思いやりに欠けるプレーは、やはり叱ります。
しかし家では、「悪いプレー」には目をつぶって、(苦笑いするくらいに留めて)笑って、許して♪(by和田アキコ)
「良いプレー」を、思いっきり褒めてあげて欲しいんです。
一緒に喜んであげて欲しいんです。
お父さん・お母さんに褒められるのが、子どもたちにとって一番嬉しいことだと思います。
DVDをみるのは、イメージトレーニングとして重要な時間だと思っています。
プラスイメージをつくり、自信を持ってもらう重要な機会だと思っています。
大事なのは、子どもたちに自ら能動的に「DVDを見たい!」と思ってもらうことです。
子どもたちから、お父さん・お母さんに対して「一緒にDVD見よう!」と言ってくることです。
そして「子どもたち自ら考えること、自ら感じること」というのがすっごく大事だと思うんです。
コーチ・指導者の世界では、「オーバーコーチング」という言葉があります。
(僕個人的には「オーバーティーチング」という表現の方が正しいように思えますが。)
いわゆる「教えすぎ」ということです。
何でもかんでも教えるということは、子どもたちから「自ら考える」という機会を奪うことになります。
我々コーチは、「教えるべきところ」「子どもたちに自ら考えさせるべきところ」といったことを
日々気をつけながらコーチングしています。
これは「個々人によって」「技術レベル・段階によって」「教える内容によって」など、使い分けなければいけません。
コーチングというのは、やればやるほど、真剣にやろうと思えば思うほど、奥深いものだと思います。
僕自身、まだまだ未熟ながら、そうしたことを日々考えながら、実践しているつもりです。
プレーについていろいろおっしゃりたい気持ちも分かりますが、
そこはグッとこらえて、思いっきり褒めてあげてください!
偉そうな表現、無礼な言い方、どうかご容赦ください。
どうかよろしくお願い致します。
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以上の文章は、どちらかというと、まだあまり勝負にこだわらない、
まずは子供たちにバレーボールの楽しさ、上達の喜びを感じてもらい、それをモチベーションにする、
といった段階にあるチームでの話です。
なので、「勝負にこだわる」「自チーム・相手チームの戦略・戦術分析をする」みたいな段階にあるチームの場合は
またちょっと違うと思います。
いずれにしても、今の時代の子供たちは、ほんと羨ましいですね〜。
…皆さんはどう思われますか?? ぜひご意見お寄せください♪
皆さんが指導者として重視されていること、常日頃子供たちに言っていることなども教えて頂けるとうれしいです!
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