今回は「ミス」について書いてみたいと思います。

「やってもいいミス」と「やってはいけないミス」があると考えます。

これも、指導者の皆さんにとっては、ごくごく当たり前の話かと思いますが、確認したいと思います。

ミスにはいろいろあって、「思い切って強気でやったミス」や「消極的なプレーによるミス」など、

同じミスでも似て非なるものです。

たとえば僕は、特に「味方が一生懸命カバーしてつないでくれたボールを、簡単にミスする」プレーに関しては

厳しく叱っています。これはチーム力とかレベルとか以前の問題かな、と思います。

これは、「味方(仲間)の好意を無にするプレー、恩を仇で返すプレー」として話をします。

こうしたことを通じて、思いやりとか助け合いとかの心を養ってもらえたらな、と思っています。

「周りが助けてくれたのに、恩を仇で返す人」「簡単に人を裏切る人」。。

そういう人間にならないように。。と願っています。


あと、ゲームの場合、さらに、点数によっても考えないといけない、ということを確認します。

思い切ったプレーでのミスは許される、ということを日頃言っていますが、

例えば「あと1点取られたら負ける」という場面で、同じようにやっていいか、ということです。

トスが大きく乱れたとき、そこで強引にアタックを打ちに行って、本当にいいのか?

そこはとにかくつないで返球して、もう1本レシーブで粘って、つないで、万全の態勢で打ったほうがいいのではないか?

ということをみんなで考えます。


しかし基本的に、「チャレンジしてのミス」は、叱ってはいけないと思います。

それを叱ってしまうと、その子はチャレンジしなくなってしまうからです。

今の社会を象徴することでもあるような気がしますが、むしろ「チャレンジしないことを叱る」という姿勢が

僕ら指導者には求められると考えています。


皆さんはどう思われますか??


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