スポーツ栄養学<1>

こんにちは。松尾です。

今回は、スポーツ栄養学について、ごくごく基本的なところから、

皆さんとご一緒に考えてみたいと思います。

スポーツ指導の現場で直面する機会は少ないのですが、指導者や親御さんにとって

最低限知っておいたほうがいいこともあるのかな、と思いますので、確認も兼ねて

見て頂ければ幸いです。


まず、とくに「スポーツ栄養学」というと、

もしかすると、一部のトップアスリートだけの話のように思えるかも知れませんね。

実際、僕自身がかつて、そうでした。

現役の頃は、「運動前に糖質、運動後にたんぱく質を摂る」といった程度の知識しかありませんでした。

(今もそんなに変わっていませんが…)


しかしながら、昨今の(日本の)食糧事情からしてみても、

普通に規則正しくご飯を食べているつもりでも、バランスよい栄養摂取は難しい、という状況下では、

一般の人、普通の子どもでも、最低限の栄養(食)への意識は必要になっていると思われます。

ましてやスポーツ選手(子どもから大人まで、スポーツをする人たち)にとっては

それ以上に気にする必要があるテーマと言えるでしょう。


ちなみに、僕は、全ての子どもがトップアスリートになる可能性を持っていると思っています。

そこを目指すかどうかは、子ども自身が決めることです。

そして、その選択肢を与えてあげることが、我々コーチ陣(及び周りの大人)の役目だと思います。

つまり、様々な情報・環境を与えてあげることだと思います。

決して過保護・過干渉にするということではありません。

ヒントやサポートを与えてあげる、自ら考え、掴み取ることができるように、陰で支えてやる。

子どもの先回り(お膳立て)をするのではなく、「後方支援、見守り」に徹する、という意味です。



話がそれてしまいました…戻します。

スポーツをする子どもは、他の子どもよりも消耗が激しいので、

健全な成長のためには、少なくとも普通の子ども以上に、栄養面で気を遣う必要があると思います。


…といっても、決して難しいことをする必要はないでしょう。

何事もそうだと思いますが、

●ポイントをおさえる

●バランスを保つ

の2点だと思います!


神経質になる必要もありません。

ただ、知っておいた方がゼッタイいいと思います。

頭の片隅にでも、あるのとないのとでは全く違います。

そしてもし大きな負担にならないことなら、やらないよりやった方が良いに決まってますよね。


ということで、次回はまず広く「食」について、皆さんとご一緒に考えてみたいと思います。