今回は体験の「量」について考えてみたいと思います。

昨今、情報過多・情報氾濫などと言われ、情報収集能力よりも情報処理能力が

求められる時代だといえると思います。

つまり、知識や情報は、入れれば入れるほど良い、という訳ではないのです。

一方で、「体験・経験」はどうでしょうか。

これは多ければ多いほどいいのではないでしょうか。

中には辛い経験、できればしたくない体験もあるかも知れません。

しかしそうしたものを乗り越えてこそ、人は強くなれるし、

他人に対して優しくもなれるのではないでしょうか。



スポーツを観るとき、「やったことがある」スポーツは、より深く楽しめます。

「やったことがある」と、そのスポーツの辛さや難しさを知っているものです。

だからこそ、トップアスリートに対して、「スゴイ!」という尊敬の念が生まれます。

憧れを抱き、「こういう選手になりたい!」という目標、夢を持てるでしょう。


トップアスリート養成のためには、こうした、より「深い」ファンが

たくさんいることが、1つの大きなポイントになると思われます。

メジャースポーツである野球、サッカーは、大抵誰しもが一度はやったことがあります。

「メジャーだから」ということもありますが、逆に、「やったことある!」が多いからこそ

メジャースポーツになったとも言えるのではないでしょうか。


また、これは仕事においても同じだと言えます。

「やったことがある」ことには、より深く興味を持てます。

逆に、ただ人から聞いただけの仕事は、

たとえどんなに「この仕事はこんなに素晴らしいんだよ」といわれても、

「あっ、そう。。」という程度に感じることも少なくないでしょう。

表面上は興味を持つことがあっても、

本当の意味での興味、より実感としての興味は持てないのではないでしょうか。



今月、いよいよ『キッザニア』がオープンします。

 http://www.kidzania.jp/

別に僕はキッザニアの回し者でも何でもないですが、

教育的観点で、これほど素晴らしい場はないのではないでしょうか。


キッザニアについては、「たいけん隊!ブログ」のほうで

詳しく書いてみましたので、ご覧頂ければ幸いです。

・・・> vol.001 キッザニア

まさに「百聞は一見に如かず」「百見は一体験に如かず」ですね!